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-CASE9-

離婚問題相談事例


相談者H様
夫が浮気をしているようで、最近は満足に生活費も入れてもらえない為、離婚したいのですが、一体どうすれば良いのでしょうか?

講師
離婚は手順があって、協議離婚(話し合い)→調停離婚(裁判所での話し合い)→審判離婚(裁判官立ち会いで行われる裁判)の順番で進めなければならず、いきなり裁判をすることはできません。ですから、まずは話し合いをしなければならないのですが、ご主人は浮気を認めているのでしょうか?

相談者H様
いえ、絶対に認めないと思います。浮気をしていることは確かなのですが・・・

講師
そうすると、まずは浮気の証拠を集めなければなりませんね。裁判では証拠で証明できないと浮気も認められず離婚できません。どんな証拠が必要か、どうやって集めればいいかは専門的なことになりますが、証拠を集める事は今後の生活の為にも大事なことですよ。

相談者H様
もし離婚できたとしても、私は専業主婦を長い間続けていたので、その後の生活費など、金銭面での不安も多いのですが、どうにかなりますか?

講師
離婚の場合には、財産分与といって、結婚生活の間に夫婦で築いた財産、たとえば、預貯金や車、ご自宅、また、ご主人が退職間近であれば退職金などもお二人で分けることとなります。なので、そのような財産があれば、生活に困らないだけの財産は確保できるかもしれません。また、今回はご主人が浮気をされているとのことですので、慰謝料の請求も考えられます。日本はアメリカと異なり慰謝料の金額はそれほど高額にはなりませんが、それでも、数100万円には上るケースも少なくありません。慰謝料の金額は結婚生活の長さや相手の収入、浮気の頻度によってです。加えて、ご自宅がある場合は、ローンが残っていたとしても、金額によっては、あなたがご自宅を譲ってもらいローンはご主人に払い続けてもらうという方法も可能ですので、そうすればお住まいが確保できて安心ですよね。

相談者H様
成人前の子供(息子)がいるのですが子供はどうなってしまいますか?今までも、離婚を考えた事はあったのですが、子供の事が心配でなかなか踏み切れませんでした・・・

講師
離婚のときには、協議離婚でも調停離婚でも審判離婚でも、親権者、つまり、お子さんを養っていく方を夫婦のどちらにするかを決めなくてはいけません。そして、親権者は親権者とならない他方の配偶者に対して養育費を請求することができます。今回のケースは、旦那さんの浮気が離婚の原因ですので、親権を獲得する場合、有利に働くと考えます。また、この養育費も離婚の際に決めますが、金額は相互の収入や子供の人数によって大体の相場がありますので、後ほど詳しく説明しますね。

相談者H様
ありがとうございます。自分と子供の生活に不安があって、ずっと我慢してきましたが、御相談して前に進めそうな気持になれました。
 

相談後記
Hさんは手続きを決心され、現在は当法人の弁護士に依頼し、十分な証拠を揃えた上で、調停の申し立てを行い、離婚の合意、ご相談者様の親権の獲得と、離婚後の生活について協議となっております。

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